VISION


ビジョン


「デザインの民主化」




「小さなイノベーションをデザインするコンテンツ」をコンセプトに発足したTORABARDプロジェクトですが、

当プロジェクトでは〝デザイン〟という広義的な言葉を、「身の周りの問題に心を傾けてそれを解決しようと想像すること」

と解釈し、イノベーションとはそのデザインの果てにあるもので、創造することよりも想像することのほうが重要だというポリシーで活動を行なっています。

小説TORABARDではデザインシンキングというアーティストやクリエイターが有する価値を創造するためのスキルをストーリー内に取り入れてますが、

スキルというのは単なる実践手段、方法論であり、それらのロジックだけをインプットしても特に意味はなく、

まずは得たスキルを生かすためのベースとなる思考のフレームワークを豊かにすることが先決であり最重要だと考えています。

ここでいう思考のフレームワークというのはリベラルアーツ(一般教養)のことです。

これは新たな価値を生み出す着想を得るための発想法である「アートシンキング」にも繋がるのですが、

まずは物事を心で感じる解釈力を養い、そこからデザインで価値を形づくるという意味合いです。

なので、作中にはなるべくアートシンキングを刺激するネタを取り入れているつもりです。


※デザインシンキング=実践法 アートシンキング=発想法


このプロジェクトを発足するにあたり、デザインに関して探求している中で辿りついたのがリベラルアーツ(一般教養)です。

そして、それに関する知見を得る中で日本のリベラルアーツ(一般教養)教育システムの現状を目の当たりにして感じたことが、


プロジェクトのビジョンである「デザインの民主化」を実現するためには、


「日本リベラルアーツの破壊的イノベーション」


が必要だということです。


そもそもリベラルアーツ(一般教養)はアートと密接しています。


なので日本のアート環境もかなり影響してきます。



■日本のアート環境


日本人はアートとの距離が遠く、海外と芸術環境が全く違います。

日本はヨーロッパやアメリカと比べて文化予算が少なく、芸術家をバックアップする文化やエコシステムが整っていません。 

例えば、海外の富裕層は、アーティスト側に対して仲間意識があり、自分の生活の一部に、映画もアートもあるという感じです。

海外にはそういったアーティストをバックアップしてくれる文化やエコシステムがあり、

文化予算も、ヨーロッパと比べてアメリカは一見少なそうに見えても、税制優遇によって民間からの寄付でしっかりと文化が守られています。 

映画もそうで、中国もアメリカも学生の自主映画の平均制作費は1億円以上。ところが日本は商業映画の平均制作費すらその半額以下。

中国では新人監督の第一作目の製作費が10億円のところ、日本では25年以上監督をしている人でも製作費が3000万円や5000万円という感じです。


出典:「諸外国の文化予算に関する調査報告書」(平成28年7月 一般社団法人 芸術と創造)


国ごとの国家予算の規模による絶対額の比較だけでなく国家予算に占める割合も低いというのが現状です。


出典:「諸外国の文化予算に関する調査報告書」(平成28年7月 一般社団法人 芸術と創造)



■日本のリベラルアーツ(一般教養)教育システムがアートとの距離を広げている事実


「教養」という日本語の意味は、「社会生活を営むうえで必要な学術、文化、歴史、芸術などに関する広い知識」です。

これは、大学生の経験がない僕がアメリカの大学を卒業された方にインタビューしてお聞きした話ですが、

日本では文系、理系という専攻を決めて、入学した時点でその学部の領域の範囲で教育課程が決められるとのこと。

アメリカでは、まず、リベラルアーツ(教養教育)をして、物事を論理的に考える力や批判的に見る力、表現する力など、ベースとなる幅広い力を育成する。

そして生徒は1〜2年次に自分の興味や関心に合わせて、文系、理系問わず、いろいろな学問を学ぶことができ、その上で3年次に専攻を自由に選べる。

アメリカは2年間、一般教養を学んでから専攻を決めることになっているのと比べて、

日本の場合、先に先攻ありきだから教養課程は高校時代の勉強の延長に過ぎなくなる。

しかもそこでの成績は成績にほとんど影響しないので、これでは一般教養は形骸化してしまうとのこと。

本来なら、アメリカのようにまずリベラルアーツ(学問の入り口)教育を受け、その中で自分の専攻を決めるのが自然だろうと言ってました。

日本の大学ではアート的な学問を東大ですらなかなか学べないらしく、学ぶためには芸大、音大にいかなければならないとのこと。

しかし海外ではアート的な学問を学ぶことができるので、この時点でアメリカは日本よりもアートとの距離が近くなってるんだなと感じました。


Mission - ミッション


「日本リベラルアーツの破壊的イノベーション」



TORABARDプロジェクトはエンターテイメントを起爆剤とし、サービス、コミュニティという手段で日々トライ&エラーを繰り返しミッションクリアを目指します。

コンテンツに触れてくださった方に小さなイノベーションをデザインしてもらえるような面白いモノを創っていきますので皆さま宜しくチェケラお願いします。




TORABARD PROJECT Creative Director NITRO